ミニマル本質飯(ほんしつめし)の話

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ずぼら飯的な

グルメカテゴリです。わたしは自炊が好きです。最近買ってQOLが爆上がりした家電ランキング1位が象印の炊飯器で、2位がオーブンレンジなくらい自炊が好きです。週末に作り置きおかずをこれでもかと作ってタッパに詰めて冷蔵庫を満たすのが好きです。これで信じてもらえたでしょうか。信じてくれなくてもいいですが、反面 狂おしいほどのめんどくさがりでもあるのでやばい時は本当にやばい。

具体的には休日の昼ごはんなんだけど、どんぶりご飯(炭水化物)に前日の野菜炒めの残り(ビタミン)に生卵(タンパク質)を乗せて冷蔵庫の前でゾッ!!!!!!て食べたりする時がある。わたし自身どうかと思うんですが、まあ、誰も見てないし。あと先祖が武士だし。ゾッ!!!!って。合戦前に。

(参考画像)

おいしさとは何か?サイゼリヤ(7581)に学ぶ

ひとりでご飯を食べていると、何のため?誰のため?おいしいって何?わたしは誰?何のために息をして、生きているのだろう?という途方もない疑問に襲われることはないでしょうか?わたしはあります。何のために生きるのかは置いといて、おいしいって何だろうな。

こんな話があります。サイゼリヤというイタリアンレストランチェーン店がありまして、ワインが爆安でかつ大体の食事が安くておいしい上にドリンクバーもあるというデフレ日本が産んだ奇跡の楽園です。インターネットのオタクが付き合う前の女の欲望を推し量る試金石として使うことでも有名ですね。人を、試すな。イエスキリストも人を裁いてはならないって言ってたのによ。

かの店のコンセプトのすばらしいところは

「おいしい」には天井がない、ゆえに「まずい」の要素を徹底的に排除する

という方針だそうです。まさに腕組みしてトリュフの粉だのイベリコ豚だのを乗せてもりまくった高級ラーメンとは逆の発想。足し算ではなく引き算の美学というわけ。ちなみに男女マンツーでサイゼリヤにいった際、マグナムという1000円のワインボトルを頼んだら、飲みきる頃には高い確率で2人ともベロベロになるので男女の仲になるに際して話が早くてオススメです。サイゼリヤのワインで抱かれる女って何なんだろうな。画像はサイゼリヤ(7581)の株価です。

おいしいの要素を徹底的に削ぎ落としてみた

とは言えサイゼリアは営利団体なので、あんまり気の狂ったことはできませんよね。代わりにわたしが思い切ってみました。

武道の達人ほど少ない手数で人を倒しますし、ペーペーの営業マンほどよくしゃべりますし、何もわかっちゃいないコンサルの作る資料は膨大な分厚さになります。なぜ冗長になるのか?それは一番大事なことが何かわかっていないからに他なりません。弱い犬ほどよく吠える…ってな。夫婦関係に不安のある主婦ほどカレーにあれやこれや入れちゃうわけよ。不安だから。

弱い犬ほどよく吠える

料理も同じでは???

おいしさの要素を因数分解する

諸説ありますが、おいしさの要素は鬼のざっくりで分けると以下3つです。

要はこれらの組み合わせの膨大なじゃんけんをやってるのが料理ってわけ。それを真心だの風味だの、古い世界の人間たちはギャーギャーいうてるんよ。ナンセンスじゃないか?本来3種類の出し合いで片がつくはずのじゃんけんを、やたら手を増やして買ったり負けたり腕を組んだり行列を作ったりして喜んでるわけ、料理人たちは。

ゆえにこれらの3つがバランスよく配分されていれば最低のコストでうまい料理が完成するはずなんだ。理論的には。

香り、甘み、塩みを備えたミニマル本質飯

というわけで発明しちゃいました。ミニマル本質飯のレシピでーす。

 

材料

白ご飯 ・・・茶碗1杯

サラダ油・・・大さじ1

塩胡椒 ・・・てきとう

つくりかた

1)白ご飯にサラダ油をぐるっとまわしかけます。

2)その後塩胡椒をふります。

3)完成!!!

 

写真は、あの、撮ったんだけど、見た目がアレすぎてちょっとアレなんでイメージ図を載せますね。

この図でいうと、塩が塩み胡椒とサラダ油が香りを、白ご飯のでんぷん質が甘みを埋めています。うーんミニマル。

ちなみに、白ご飯と塩胡椒だとただの塩胡椒ごはんに。ごはんにサラダ油だとただの油めしになるところを、上記3つが揃うと突然“““““““““料理’’’’’’’’’’’’’’’としての最低限のハードルを超えてきます

感想はというとまずくない、まずくないし、これは完全に料理、まずくない!!!!!ってかんじです。一応試してみたけど油めしはまずかったです。最も少ない要素で料理を体現するとこうなる。最低単位の料理がわかりました。それが本質飯です。

これ以上おいしくしたければ、生卵をのせるなりトリュフの粉をふるなり好きにしたらいいじゃんって感じなんで。まずそうwwwとかそういうコメントいらないんで。何でそんなことしたの?って聞かれたらすごい困るけど。

新社会人へのメッセージとおすすめの漫画

料理人とか、会社の上司とかもそうなんですけど、大人って結構嘘をつくんですよね。しかも、それが嘘だと自覚していないケースが多い。野球をうまくなりたければボール磨きと雑用からだとか、寿司屋の修行は朝から晩まで雑用して10年修行しないとおいしくできないとか、嘘なので。吐いてる本人も気づいてない嘘。もっとあの、物事の要素を因数分解して、それらの最低限の構成要素は何か?を考えるくせをつけたらいいですよ。でもあんまり本当のことを知りすぎると、ある日突然満員電車にゆられる意味が一切ないことを知ってしまうから注意な。そういった思考のトレーニングのために、是非とも本質飯を作ってみることをオススメします。オススメしません。

料理もそうで、けっこうなんでそうしてるか誰もわからないけど、えらい人が代々そう言っているのでやることになっているプロセスってかなり多いです。粗熱を取るとか。科学的に検証されていないんですよね。これらをハックして、

AにBを加えるとうまくなる
AにBを加えれば加えるほどうまくなるのでは?
AにBを極限まで加えてみた
めちゃくちゃうまい!!!
という実験?をずっと繰り返している料理漫画があります。『めしにしましょう』という、漫画家のアシスタントが、漫画家の経費で異様においしそうな料理を作り続けるという漫画です。
おいしさの要素を因数分解して、異常値を出すまでテストするというプロセスを繰り返した結果が漫画になっています。理系の狂人が料理漫画を描くとこうなるのか、という発見があります。「やっていきましょう」「ニャオス」などの一見するとかわいいけど、実際はインターネットの地獄10丁目で狂人が生み出したスラングもふんだんに使われていて、とても楽しい漫画です。経費でローストビーフ作りたいよわたしも。

追記:本質飯の図

本質飯についてツイッターで呟いていたら図にして頂ける方が現れました。ありがとうございます。

あとがき

本当に料理は得意だから信じてくれ。